妊婦検診は、妊娠中期(安定期)での受診をおすすめします。
産休をとってから妊婦健診にきていただく患者さまが、すごく多くなってきています。産休後であると、9か月もしくは臨月なんてこともあります。一般的には、妊娠されている方への治療は、おおむね4か月半~7か月の間にさせていただくことが原則になっています。
歯が欠けて大きな穴になっていたり、歯の神経が傷んでしまっていたり、歯の根の先にウミがたまっていて痛みが出たりと、出産ギリギリになって処置が必要なこともあります。どんな処置もリスクはつきものでが、処置をすることによるメリットを選択されるのであれば、いっしょに頑張って治療をしましょう。
歯科の治療で使用する局所麻酔薬は、母体にも胎児にも問題ないといわれています。ただ、お薬については、微量ながら胎盤を通して胎児に移行してしまいます。ペニシリン系といわれる抗生剤(例:アモキシシリン)やアセトアミノフェン(例:カロナール)などは、比較安全とは言われていますが、絶対的な安全を保障するものではありませんと、いつもよくお話をさせていただています。